手紙にかける情熱
はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いてます。いきなりですが質問です。新しく出来た推しにファンレターが書けません。何回挑戦してもうまく言葉が出てこないのですが、田中(仮)さんはどうやって推しへの思いを手紙に書いているのですか?これからも応援しています。ペンネーム ●●●●の顔が好き より
もうファンが出来た。(身内ノリ)
前の記事でも書いたけど、趣味と言っても良いくらい手紙を書くのが好き。っていうよりも文章を書くのが好きです。
そもそもわたしがそうなったのも推しがきっかけ。
推しがいたバンドを好きになる前、もう少し規模の大きいバンドが好きだったときはとにかくたくさんファンがいる、ライブのチケット取れないときもあるって具合だったので認知して欲しいなんて全く思わなかった。
けどそこから推しのいるバンドを好きになって、ガクッと規模が下がってファンもよくいる人たちを中心にチラホラいるって感じで。
インストアイベントが抽選じゃない…!たくさんCD買わなくてもお写真が撮れる!サインをしてくれる!握手をしてくれる!なんて優しい世界なんだって思った。
けどそこは当時高校生のわたし、CDたくさん買えないし、ライブにもたくさん行けない。
けど覚えて欲しい、認知が、ほしい。
だってみんな仲良さそうにメンバーと会話してるんだもん、わたしもそうなりたい。
どうしよう、どうしたらいいんだろう。
考えて、考えて、至った答えが手紙でした。
でもまず始めたのは手紙の中身よりも、封筒。
目を引くような、これで覚えてもらうんだって何かをしようと思って封筒の裏側にイラストと渡す日の日付に合わせた、今日は何の日をひたすら書いた。
むしろ封筒が便箋なの?ってくらいびっしり文字を敷き詰めた。
イラストは、人なんて書けないから変なうさぎを書いた。
そんな手紙をライブの度、書き続けた。
もう何通目かもよく覚えてないとき、2月14日、バレンタイン。その日、地方でインストアイベントがあった。
レコ発ツアーの合間のイベントだったんだけどライブには行かなかったからわざわざイベントのためだけに地方まで行った。
バレンタインのチョコをあげたい、
そして、初めて手紙を手渡ししたい。
それだけのために。
イベント内容が、トーク、握手・サインでまず始めにトークイベントがあったんだけど、その日わたしと友人(尚、友人の推しはインフルエンザのため欠席)は遅刻して行って入りにくいなあなんて思いながら中に入った。
正直あんまりトークの記憶はないけど、推しがお得意のビートたけしのモノマネしてたのは覚えてる。
あっという間にトークが終わって、いざ。
ドラム、下手ギターとやり取りをして気付いたら推しの前にいた。
寒かった?ブランケットを持っていた推しがわたしに聞いた、
と、東京から来たので。全く答えになってない返事をわたしがした、
それでも、そうなんだありがとうって笑ってサインを書いてくれて手を差し出してくれた、握手、いや待ってここでチョコ…
これ、バレンタインなので…恐る恐るチョコを渡したらさっきよりももっと輝いたキラキラな笑顔で推しがありがとうって言ってくれた、すかさずポケットに忍ばせてた手紙を出して差し出した。
三回目のありがとうを伝えてくれながら手紙を受け取ってくれて、何か気付いた顔をして封筒をひっくり返した。
イラストやらを書くために毎回無地のレターセットを使っていたのでもしかしたらそれにピンと来てくれたのかもしれない。
目の前であの気持ち悪さで溢れたものを見られるのが恥ずかしいからって、止めるよりも早く推しが宝石みたいな目が潰れてしまうかもしれないってくらい眩しい笑顔で言った、
「あ、もしかして…」に続いて出てきたわたしのなまえ。
よく人と被るよくある平凡な名前、生きていて何百回何千回と呼ばれ続けて来た聞き慣れたはずの名前、それがどうしてあんなにも胸の奥にじんわりと響いて広がって幸せな気持ちになるのか。
もし、声に色があるならカラフルで見ていて楽しくなってカーテン越しのおひさまみたいなあたたかい色だった思う、絶対そう。
肯首するのが精一杯なわたしに、推しはやっぱりそうだ、やっと会えた!この封筒開いてすぐのところに書いてあるイラスト(印象に残したいがためにとにかく至る所にイラストを仕込んでた)が特にいつも楽しみで〜なんて言ってくれてちゃんと届いてたんだ、見てくれてたんだ、覚えてくれてたんだってただひたすら涙が溢れないように耐えるのに必死だった。
最後に、いつもありがとうってニッコリ笑って手を差し出してくれた。今度こそ握手。
震える手で手を握ったら力強く握り返してくれてきっと赤かったであろうわたしの目をじっと見てくれて、そしたら涙よりも先に大好きですって言葉が零れ落ちてた。
そのあと何か話してボーカルとやり取りをしたと思うんだけど、でも気付いたら泣きながら友人と駅に向かって歩いてた。
泣いた、とにかく泣いた、夢かもしれないけどそれでもいいから嬉しかった。
以来、今でもずっと手紙を書き続けてる。
ライブの度、インストの度、必ず。
どうしても口では言えないことも手紙では伝えられるありのままの気持ちを伝えられる。
その甲斐あって手紙に関しては嬉しいエピソードがたくさんあるけど、本題はそれではない。
ここまでが長い前置き。
以下本題。
どうやって、ありのままに思ったことを!!!
顔が好きなら顔が好きって書けばいいと思う、声が好きなら、演技が好きなら、そういうの全部書いたらいいと思う。
褒められて嫌な気持ちになる人っていないと思う。どんな小さなことでも褒めて、それから好きだよって書いてる。
でもマイナスなことはなるべく書かない、手紙ってその気になればいつまでも手元に残るからいつか読み返してくれたときにたまたまそれがマイナスなことを書いている手紙だったら悲しいかなって思ってるから。
ひたすら、大好きだよって気持ちをまっすぐ書いたり言い回しを変えたり何回もしつこく書いてる!!!
初めましてのお手紙ならなんで好きになったのか、どうして手紙を書こうと思ったのか、どこの現場に行ってどういう感想を抱いたのか、次はどこに行くのか、どれくらいそれが楽しみなのか、
初めてじゃなくてもお身体気をつけてくださいねとか、自分はこんな風に予防してるよとか、そういえば体調悪かった時にこんなことしたら良かったよとか、
そのほかにもメインじゃなくても活動してることがあるならそういうこともどんどん書いたらいいと思う、動画配信してるならそれのどこが面白かった好きだったとか、発信してるってことは少なからずレスポンスを求めてるのかな〜って思うし、
あとは返ってこないとしても好きな食べ物はなんですかとか、相手のことを知りたいよ!って気持ちを前面に出しちゃう、新規ならではの特権だと思う。変に知ったかぶりするよりも素直に知らないの!知りたいの!っていう。
それから自分のことも自己満足だとしても知ってくれたらいいな〜くらいの気持ちで最近ハマってること、してること、そういうのをちまちま書いてもいいんじゃないかなーって思うしわたしもそんな感じ。
最後に必ず書いてるのは、ここまで読んでくれてありがとうございました。
またお手紙書くのでその時はまた読んでくれると嬉しいです。
念押しで大好きだよ!って気持ちをもう一回書いてる。かな。
あと、順番がめちゃくちゃになっちゃったけど、書き始めに何月何日です、天気は〜とかその日の出来事とか近況も書いちゃう。
書き始めと終わりに毎回同じようなこと書くとなんとなく覚えてもらえたりするのかなって思ってる、知らんけど。(笑)
こんな感じ!
手紙って人それぞれ伝えたいことがあるし、マイナスなことは書かないって書いたけどでも顔を見たら伝える事が出来ないそういうことも気持ちを落ち着けたら伝えられる場だと思ってるから。わたしも実際なんだかんだ書いたことあるし。
読んでくれるかもしれない、読んでくれたらラッキーくらいの気持ちでなんでもどんどん書いちゃうから最近は日記みたいになってるしそれこそ脳内垂れ流し(笑)
最近はやらないけど手紙書き始めてすぐの頃はめんどくさいけどチラシの裏とかでもいいから下書きして読み返して誤字脱字とか変な言い回ししてないか確認して、日にち置いてから改めて読んでみてこれは違うなとかここにこういう言葉加えたいなとかそういうこともしてた。
気が乗らない時は書かない、逆に書きたいと思った時は携帯のメモ使ったりして書き溜めてる。日常のふとしたときに推しのこと思い出してこんなこと伝えたいなって思うことがあるからそういうのはどんどんメモしてる。
あと内容とは別だけどなるべく丁寧な字で、修正テープとかは使わない。
便箋はなるべく毎回同じものを使う。
かなぁ。
これだけ書いておいてあれだけど手紙の書き方はわたしも知りたいしみんながどう書いてるのか気になるところ。
正解なんてものはないから自由に書くのが一番だと思うけどね!
ちょっとあれなこと書いちゃうけど、手紙ってわたしと推しの二人だけの世界じゃん。
わたしが思ったことを誰にも邪魔されることなく伝えることが出来る、そんなところだと思ってるから。
だからやっぱり色々書いたけどありのままの自分で、推しのことが大好きな自分を披露したらいいと思う!!がんばれ!!