脳内垂れ流し

自分のためだけに書くブログ

初投稿に相応しくない

ブログの一番最初って、とりあえずテストって記事を投稿してそれから何を書いたら良いか分からない。

過去に散々ブログを書いたことあるけど永遠の謎だと思う。


そもそも誰かが読んでるのか分からないし読んでること想定して書いてたら恥ずかしいしだからいつも自分だけに公開にしてるんだけどせっかくなので公開してみたけどもうすでに恥ずかしい…です…


はてなブログって推している対象がいる頭の良い人が頭の悪い文章を多彩な語彙力で披露してる場所ってイメージがあるのでただの馬鹿が書いて良いのかなって思ってる…どうしようもうやめたい…

けど文章を書くのが好きで推し宛の手紙は10枚超えがデフォでそんなことを友人と話してたらはてなブログ書いて!って言われて今に至る。(友達を友人って書く辺りやっぱり何かを意識してるのがバレてしまう)


でも本当に語彙力ないし誤字脱字あるあるなので自己防衛のために「自分のために書くブログ」って一言を添えたのでほんとうに自分のためだけに書きます。


そんな初投稿なんですが、ふと思い出した非常に読む人にとっては胸糞悪いかもしれない話を書きます。


わたしが大好きな推しが、いるんですけど。

あ、わたしの推しはバンドでベース弾いてて、でももうバンドは抜けたからただのベーシストで…、まあどういう人なのかもすっ飛ばして書いちゃうんですけどね。


かれこれ4年前の話。

ツアー中の、とある地方。


わたしは下手ギターの友人とチケットを取っていて、3.4番を持っていて。

当日うきうきどきどきわくわくしてたら、なんと1.2番は下手ギターとベースのファンだったんですよ。もうこれ終わったわ、ありえないわってなってもう帰りたくて仕方なかった。

けど、いざ中に入ってみたら1.2番の子達が何を思ったのかそれぞれのメンバーのベストじゃないところにいて。

下手ギター、ベース、ボーカル、ドラム、上手ギターってステージに対して、

ベースファンの子がベースのベストから少しズレたボーカル寄り、下手ギターのファンの子がその右隣つまりボーカル寄りのところにいて??????ってなりつつわたしと友人はラッキーだねって言いながらその子たちの左隣に並んだの、友人、わたし、ベースファン、下手ギターファン。


わたしはおおよそ入りたかった位置に入れたので早くライブ始まらないかなーなんてまたうきうきわくわくどきどきしてて。


いざ、ライブが始まって。


なにやら推しがいつもの数倍、いや、数十倍は構ってくれる。

指差し、視線合わせなんてところから始まってわたしが咲けば咲き返してくれる、ハート飛ばせば飛ばし返してくれる。すごく、すごく、うれしかった。

(ちなみに注釈なんてものは付けないのでどうぞ謎な単語はお調べください)


でもこれもまだ、序の口で。

当時のわたしは両腕にバンドのグッズの、ラバーバンドとシュシュを大量に付けていて。

推しがなにを思ったのかステージのギリギリまで前に出てきて、わたしの目の前に立って。

当然見上げて大好きだよって気持ちを込めてへらへらしながら咲いたら。


その、右腕からシュシュを抜き去っていった。


びっくりした、ステージ上からハイタッチとか握手とかすることはあってもそのタイミングは決まってアンコールのラストの曲、ライブ終わってはける前。

でも今回はまだまだライブ中盤、なんなら曲の途中。

え?え?え?ってひたすらびっくりしてるわたしの左隣から友人が興奮してわたしの肩をバシバシ叩いた。

わたしの2つ隣の右側から、えーなにあれ!?って楽しそうな笑い声が聞こえた。

わたしの、すぐ、右隣のベースファンの大きなため息が、聞こえた。


不思議なもんでライブ中でまあまあな大きな音が鳴っていて会話もままならないのにそういう声は聞こえてくるんですね。


推しはそんなの聞こえてないからニコニコわたしに笑いかけながらずっとベースを弾き続けて最後、機材の上に置いてあった自分のシュシュをわたしの腕に戻した。


え?え?え?ってひたすらびっくりしてるわたしの左隣から友人が興奮してわたしの肩をバシバシ叩いた。

わたしの2つ隣の右側から、うらやましいーーー!!って楽しそうな笑い声が聞こえた。

わたしの、すぐ、右隣のベースファンの、帰りたいって声が、聞こえた。


そうだよね、1番持っていて推しの目の前に入れたつもりが場所はズレてるし自分より後から入ってきたファン被りしてる人のこと構いまくって自分は干されてたらそうなるよね、わかるよ。死んじゃいたくなるよね。わかる。


痛いほど気持ちが分かるから、ごめんねって心の中で謝ったけどわたしはあの瞬間世界で一番幸せだったし、きっと、勝ち誇ってた顔をしてたと思う。


それから数ヶ月経った頃、そのベースのファンの子が亡くなったって聞いた。

病気で、あの日の、あのライブがその子にとって最後のライブになっていたらしい。


インストアイベントの、私物サインの日。

わたしの二人前にあの日その子と来てた下手ギターファンの子がいて、推しに伝えたのが聞こえた。

その子の仏壇に置きたいからってCDにサインをしてもらってた。

ぼんやりと他のメンバーと話しながらも耳を傾けてたら推しが言った。

「その子のためにベース弾くから、天国まで届けるから」。









ああああああああああああああああああああああああ、悔しかったなあ。あの日完膚なきまでに勝ったと思ったのに大逆転で負けた気分、勝ち逃げしてんじゃねーよ。ああわたしも死んだらわたしのためにベースを弾いてくれるのかなわたしが死んだことを悲しんでくれるかな、いいなあうらやましいなあ。死って強烈に頭に残るからその子はきっと推しの中に強い印象を残し続けるのかなああいなあ。わたしも死にたいなあ。





そう思った。


けどあの子が見れなかった今の推しをわたしは見続けている。

新しい思い出を現在進行形で作り続けている。

来たよって推しの前に立つことが出来る。

つらいこともあったけどそれでもファンで居続けている。


だから死ぬのはまだ先でいいや。



拝啓 死んでしまった名前も知らないあなたへ

あなたの好きだった、わたしの推しは今日も世界で一番輝いていますがそれは天国まで届いていますか?

わたしのところにはしっかりと届いています。

つい先日も言い表すこと出来ない多幸感を与えたもらって、ああ生きていてよかった、推しを見ることが出来て良かったと痛感して来たばかりです。


これからもわたしは彼のファンで、

彼はわたしの最高の推しです。


これからもずうっと揺るがないのでなのでトータルで見たらやっぱり勝負はわたしの勝ちでいいですよね?



、  なんて。